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この記事は「Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2025」の12月9日の記事です。
こんにちは、スタッフの松田です。
昨日は、スタッフの久納さんによる「VK Dynamic If Block の痒い所に手が届く使い方紹介」でした。
クリニックのデモサイトで使われている、ヒーロー内の「重要なお知らせ」スライダー、グラデ背景の挨拶セクション、スタッフカード、福利厚生アイコンなど、実案件でそのまま使えるレイアウト6パターンを、コアブロック+VK Blocks 無料版だけで組むコツをまとめておられます。ぜひご覧になってください!
今回は、VK All in One Expansion Unit(以下 ExUnit)で、やらかすと地味に痛いところをカバーできる機能を3つピックアップして紹介します。

取り上げるのはこの3つのうっかりポイントです。
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- 本番環境なのに noindex 入れっぱなし
- ステマ規制時代の広告・PR 表記の入れ忘れ
- Google アナリティクスのレポートが自分たちのアクセスで水増しされる
この3つは、WordPressの管理画面だけだと気づきにくいところです。
ここから、それぞれExUnitでどううっかりを減らせるかを見ていきます!
機能その1
本番でnoindex入れっぱなしを防ぐ「noindex アラート」
WordPressの設定 > 表示 > 検索エンジンでの表示には、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」というチェックボックスがあります。
こちらはテスト環境ではONにしておきたい設定です。
しかし、そのまま本番環境にコピーしたり、サーバー移行したりすると、本番になってもnoindexのまま、ということが起きてしまう可能性があります。
ExUnit の「noindex アラート」
ExUnit では、この「noindex 入りっぱなし」をダッシュボード上部で教えてくれるアラートが用意されています。

WordPressの「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っている状態でログインしてダッシュボードに入ると、画面上部に「noindex 状態ですよ」というアラートが表示されます。
アラート内のリンクから、そのまま「設定 > 表示」画面へ飛べるので、
- ログイン
- ダッシュボードでアラートに気づく
- その場でチェックを外す
という流れで、本番 noindex 問題をかなり防げます。
ExUnit 9.104.0 で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入ってたらアラートを表示する機能を追加しました
ExUnit 9.104.0 で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入ってたらアラートを表示する機能を追加しました。
どういうサイトで特に効くか
- テスト環境から本番環境へコピーして運用するケース
- 制作チームと運用チームが分かれている案件
- 本番・ステージング・ローカルなど環境が多いサイト
のような時ほど、「ログインするたび noindex 状態を可視化してくれる」メリットが大きいです。

「絶対ミスしない」よりも、「ミスしても、ログインした瞬間に気づけるようにしておく」くらいの気持ちで仕込んでおくと、精神衛生にかなり良いです。
機能その2
ステマ規制時代の「広告・PR 表記」をまとめて管理
ステルスマーケティング規制により、広告を含むコンテンツには 「広告」「PR」等と分かる表示が必要になりました。
例えばこんな記事です。
- アフィリエイトリンクを含む比較記事
- 企業から依頼を受けて書いたタイアップ記事
- サービス提供者本人が書く「PR 色の強い記事」
これらについて、冒頭に一文目立つ位置に「広告」「PR」などのラベルを入れておく必要があります。
ここを記事ごと手入力で運用しようとすると、
- 表記ゆれ(PR/広告/スポンサード…)
- 入れ忘れ
- 文言ポリシーを変更したくなったときの一括修正
など、とってしんどいポイントがたくさん出てきます。
ExUnitの「プロモーション表記設定」
ExUnit には、記事冒頭に「プロモーションであることを示すアラート文」を自動で挿入する機能があります。
ざっくり言うと、こんなことができます。
- 対象の投稿タイプ(投稿/特定のカスタム投稿など)を指定
- 記事の先頭に 共通のアラート文 を自動挿入
- 例1「この記事にはプロモーションが含まれています。」
- 例2「この記事は◯◯社様の提供でお送りしています。」 など
- あとからアラート文を一括で変更可能
- 投稿個別で「この投稿にはプロモーション表記を出さない」設定もできる
※実際のUIや文言は、使用するバージョンによって若干異なる可能性があります。
広告アラート表記機能 | ExUnit とは | VK All in One Expansion Unit – WordPressでのサイト構築が飛躍的に楽になる多機能統合型プラグイン –
広告アラート表記機能は、記事の冒頭にPR表記を自動挿入できる便利な機能です。
運用例
例えばこんな運用が現実的かなと思います。
- 表示する投稿タイプは設定しない
- アラート文言はシンプルに「この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。」に設定
- 個別記事でプロモーション表記を表示/非表示にする
全投稿記事に広告がある場合は「投稿」を選択すればOKです!
こうしておくと、以下の構造になります。
| 文言を変えたくなった時 | ExUnit側の設定画面で1回変えればOK |
| 新しくPR記事を書く時 | 記事側でプロモーション表記をONにするだけ |

「各記事の冒頭に毎回プロモーション表記を手で書く」運用から卒業できるので、単純な入れ忘れ・表記ゆれをかなり減らせます。
機能その3
Google アナリティクスでログインユーザーを除外する
アクセス解析を見るときに、地味に困るのがこれです。
- 記事のプレビュー
- 細かい文言の修正
- デザイン調整のためのリロード連打
これらがすべてGoogle Analyticsに記録されてしまうと、日々の PV が盛られるの「この記事、見られてるっぽい?」と思ったら自分たちのアクセスだったりします。
特に、編集メンバーが多いサイトや、社内から頻繁にアクセスするコーポレートサイトでは、ログインユーザーのアクセスを除外しておきたい場面が多いです。
ExUnit の Google Analytics 設定
ExUnit > メイン設定 > Google Analytics 設定には、Google アナリティクスの設定項目があります。
ここで、以下の2点だけ設定しておくと、ログインしている場合は計測されない状態になります。
- Google Analytics のGA4 の測定 ID(
G-XXXXXXX)を入力 - さらに 「ログインしているユーザーの追跡を無効化」 にチェック
そんなサイトであれば、数字のノイズをかなり減らしてくれます。
まとめ
今回紹介したExUnitの機能は以下の3つです。
- noindex アラート機能
- プロモーション表記機能
- Google Analytics のログインユーザー除外
どれも、うっかりを防いでくれる系のものとなります!
最後に、この記事を読んだあとに自分のサイトでチェックしてみるリストを置いておきます。
- 本番環境で、
設定 > 表示の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」が OFF になっているか確認した - PR 記事がある場合、ExUnit の広告アラートで「広告・PR 表記」を一括管理するようにした
- ExUnit の Google Analytics 設定で「ログインしているユーザーの追跡を無効化」にチェックを入れた

アドベントカレンダーのついでに、「やっちまった…」を少し減らしておく設定として取り入れてもらえたら嬉しいです!
アドベントカレンダーへのご参加をお待ちしております!
明日は、鮎月 (あゆつき)さんによる「Lightningテーマのカスタマイズの話」です。
どんなカスタマイズをなさったか楽しみですね。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております!
この記事を書いた人



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