クリニックのデモサイトから学ぶ、無料ブロックだけで作れる6つの小技


  1. Staff Blog
  2. WordPress
  3. クリニックのデモサイトから学ぶ、無料ブロックだけで作れる6つの小技

アドベントカレンダー参加中!

この記事は「Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2025」の12月8日の記事になります。
今回は WordPress のコアブロックと VK Blocks の無料ブロックだけで作れる小技集をお届けします。クリニックのデモサイトでも使われている実例を交えながら、ちょっと試したくなる Tips を紹介します。

こんにちは、スタッフの久納です。
前回の、トリさんによる『時短に効く!WordPress ブロックエディターのコツまとめ』の記事は読まれましたか?知らないと損するブロックエディター時短Tips がぎゅっとまとまっています!まだ読んでない人はぜひチェックしてくださいね!

引き続き、『クリニックのデモサイトから学ぶ、無料ブロックだけで作れる6つの小技』を紹介していきたいと思います。

先日、VK FullSite Installer でインポート可能なデモサイト、「 クリニック|内科 」を作りました。
その過程で、「無料ブロックだけでも、こんな表現できるんだ!」と感じたポイントがいくつかありましたので、この記事ではそれらの小技をまとめて紹介したいと思います。

無料ブロックの組み合わせや、VK Blocks のシンプルな拡張機能だけで実現できる内容ばかりですので、ぜひ制作に取り入れてみてください。

info

記事の最後では、今回紹介した小技を実際のデザインとして組み込んだ VK Pattern Library のクリニック向けパターンも紹介しています。
こちらはプレミアムパターンですが、合わせて参考にしてみてください。

トップページ:ヒーローエリア内の重要なお知らせ

重要なお知らせスライダー

クリニックサイトでは、通常のお知らせとは別に「重要なお知らせ」を強調して見せたい場面があります。
このセクションでは、ヒーローエリア内に 「重要なお知らせ」カテゴリーの投稿だけを無料ブロックの組み合わせでスライダー表示 しています。

ざっくり解説

使用するブロックと機能

  • [ VK Blocks ]スライダー
  • [ コア ]投稿クエリーループ
  • VK Dynamic If Block(NEWマーク部分)

ブロックの設定のコツ

  1. 投稿 > カテゴリー には「重要なお知らせ」カテゴリーを作っておく
  2. スライダーアイテムを2つ用意(投稿を2件表示したい場合)
  3. 各スライダーアイテム内に 投稿クエリーループ を設置
    • 絞り込みの「カテゴリー」は「重要なお知らせ」にする
    • 2つ目のクエリーループの「表示」設定は オフセットは1」 を設定し、2件目の投稿から表示されるように
  4. 横並びブロックで「投稿タイトル」と「NEWマーク用テキスト」を配置
  5. NEWマーク用テキストは VK Dynamic If Block を使って条件分岐 ※ VK Dynamic If Block のチップスはこちら
補足

VK Blocks Pro には「投稿リストスライダー」ブロックがありますので、Pro をお使いの方はそちらを使うとより簡単です。

トップページ:About US セクション

左右のカラムは非表示設定で768px以下で非表示になる

このセクションでは、コアブロックの背景グラデーション設定を使いながら、VK Blocks の 「非表示設定」 を組み合わせることで、必要なデバイスだけに構成を出し分ける工夫をしています。

ざっくり解説

使用するブロックと機能

  • [ コア ]カラムブロックの背景グラデーション
  • [ VK Blocks ]非表示設定

ブロックの設定のコツ

  1. 3カラムのカラムブロックを設置し、親のカラムブロックの背景にグラデーションで、透明色・薄いベージュ・透明 のグラデーションを作る。
    背景グラデーションを使った小技紹介動画はこちらから
  2. 左右のカラムにはカバーブロックで画像を設置(ここは画像でもOK、お好みで調整)
  3. 左右のカラムブロックに VK Blocks の非表示設定で、非表示 ( 画面サイズ : xs ) ( 画面サイズ : sm )非表示 ( 画面サイズ : md )をオンにする。
補足

背景グラデーションは細かな設定が少し難しいですが、慣れてくるとスムーズに扱えるようになります。

トップページ:Greeting(院長挨拶)セクション

グループブロックの背景グラデーションとカラム拡張機能「半分のコンテント幅」を使用

このセクションでは、コアブロックの背景グラデーション設定を使いながら、VK Blocks の カラム拡張機能「半分のコンテント幅」を組み合わせることで、ちょっと目を惹くバランスの良いセクションにしています。

ざっくり解説

使用するブロックと機能

  • [ コア ]グループブロックの背景グラデーション
  • [ VK Blocks ]カラム拡張機能「半分のコンテント幅」

ブロックの設定のコツ

  1. 一番外側のグループブロックの背景にグラデーションで、薄いベージュ・透明 のグラデーションを作る。
    背景グラデーションを使った小技紹介動画はこちらから
  2. カラムブロックは全幅で設置、左側のテキストの入ったカラムブロックに、レイアウト拡張 > 「半分のコンテント幅」をオンにする。
補足

VK Blocks のカラムの拡張機能 「半分のコンテント幅」は、「 VK Block Patterns 」プラグインの「フィットカラム 全幅」のパターンでありましたが、「 VK Block Patterns 」を使用しなくてもブロックの拡張機能でできるのが楽ですね。

スタッフ紹介セクション

このセクションでは、カバーブロックの「コンテンツ位置を変更」機能と余白設定を組み合わせることで、名前部分が写真に少し重なるようなデザインを実現しています。白背景のグループブロックがカード風のアクセントになっています。

ざっくり解説

使用するブロックと機能

  • [ コア ]レイアウトはグループブロックのグリッドレイアウト
    • [ コア ]各スタッフ部分はグループブロックでラップ
  • [ コア ]スタッフの画像はカバーブロックで「コンテンツ位置を変更」で下部中央に

ブロックの設定のコツ

  1. レイアウトは、グループブロックのグリッドを選択してグリッドレイアウトにします。各スタッフアイテムはグループでラップします。
  2. 「1」で設置したグループブロック内にカバーブロックを配置(スタッフ画像)、さらに「コンテンツ位置を変更」で下部中央、ブロックの設定から「パディング」を「右」だけに「S」サイズを設定
  3. 「2」のカバーブロック内に背景白のグループブロックを設置して、中にテキストで名前を入力
    • 名前の横の職種(看護師)は、横並びブロックにして設置
補足

カバーブロックの「コンテンツ位置を変更」機能は、画像内に文字を挿入したい時にめちゃくちゃ役立つ機能です。

福利厚生制度セクション

福利厚生をひと目でわかりやすく伝えるため、アイコンがカードの外側に軽く飛び出すレイアウトを取り入れています。グループブロックの「マイナスオフセット」を利用することで、シンプルながら印象に残るデザインに仕上げています。

ざっくり解説

使用するブロックと機能

  • [ コア ]レイアウトはグループブロックのグリッドレイアウト
    • [ コア ]各アイテム部分はグループブロックでラップ
  • [ VK Blocks とコア ]アイコンブロックはグループブロックでラップしてマイナスオフセット

ブロックの設定のコツ

  1. レイアウトは、グループブロックのグリッドを選択してグリッドレイアウトにします。各アイテムはグループでラップし、背景を白にします( 以下 item-outer )。
  2. VK Blocks のアイコンを設置してグループブロックでラップし(マイナスオフセット用)、グループにマイナスマージンを設定
  3. 「1」で背景白を入れた外側のグループ(item-outer)に、「2」で設定したマイナスマージンの数値(例 -4rem)の、マイナスを外した半分の数値(例 2rem から2.4rem)をマージンに設定する。(アイコンをマイナスオフセットしているため、グリッドが段落ちした時のブロックの間隔がなくなるためマージンを追加している)
  4. タイトルや本文を設置して完成。
補足

タイトルや本文の量が増えても、一番外側のグループブロックの背景が伸びるので、地味に便利です

今回紹介した小技のブロックパターン紹介

今回紹介した小技のブロックパターンは VK Pattern Library にプレミアムパターンで登録してありますので、参考にしてみてください。

「クリニック|内科」のトップページ

このトップページのブロックパターンは、クリニックのデモサイトとは少し異なり、VK Blocks Proアニメーションブロックを取り入れています。全体がより柔らかく、動きのある表現になるよう調整しています。

院長とスタッフ紹介

院長紹介の下に、今回紹介しているスタッフ紹介セクションがあります。パターンはプレミアムパターンですが、無料のブロックの構成になっています。

採用 福利厚生制度のセクション

パターンはプレミアムパターンですが、無料のブロックの構成になっています。

まとめ

クリニックのデモサイトづくりを通して、「無料ブロックでもここまでできる!」と感じたポイントをピックアップして紹介しました。
どれも特別なコードはいらず、ブロックの設定次第で再現できるものばかりです。
ぜひ、日々の制作の中で「これ使えそうかも?」と思った小技から試してみてくださいね。

参加特典あり!
ご参加をお待ちしてます

ベクトルスタッフ以外の
ユーザーの皆様の参加大歓迎です!
参加特典もありますのでぜひご参加
お待ちしています!

★参加賞あり★ ブログリレーに参加しませんか? アドベントカレンダー2025のお知らせ

今年もアドベントカレンダーを開催します!「X-T9」「Lightning」「VK Blocks」など、ベクトル製テーマ・プラグインに関することならお気軽に登録してください。

この記事を書いた人

久納 美幸
デザインやCSSコーディング、フォーラム対応を担当しています。フォーラムでは「うなこ」という名前で投稿しています。

WordFes Nagoya(2013-2017)では、名古屋版わぷーを制作しました。
 Vektor Passport

を購入して

特典をゲットしよう!

X-T9 工務店
( ナチュラル )

19,800円 (税込)

0に!

Lightning ビジネス(Evergreen)

9,900円 (税込)

0に!

Lightning 工務店
( ナチュラル )

19,800円 (税込)

0に!

今なら!

Vektor Passport の
有効期間中、上記の
デモサイトデータを
何度でも素早くまるごと
インポートできます!

爆速!!1分デモサイトと同じ
ホームページができる

VK FullSite Installer のロゴ

選んだデモサイトと同じ状態の WordPress サイトを、わずか数ステップで再現できるインポート専用プラグインです。数クリックで、プロ品質のサイトがすぐに起動します。

フルサイト編集に対応したブロックテーマ X-T9

フルサイト編集対応ブロックテーマ

WordPress テーマ X-T9 は、WordPress 5.9 から実装されたフルサイト編集機能に対応した「ブロックテーマ」と呼ばれる新しい形式のテーマです。
ヘッダーやフッターなど、今までのテーマではカスタマイズが難しかったエリアもノーコードで簡単・柔軟にカスタマイズする事ができます。

パターンを使って

よりクオリティの高いサイトに

パターンとは、WordPressのブロックを組み合わせて作ったデザインテンプレートのようなもの。プロのデザイナーが制作したパターンを300以上公開中!コピペしながら高品質なサイトを簡単に作れます。

VK AB Testing は、ABテストを実施するための WordPress 用プラグインです。ブロックエディターでテストパターンを自由に作成でき、ランダム表示とクリック計測が可能です。Webサイトや広告などの施策の改善にぜひご活用ください。


このデモサイトは Vektor,Inc. のテーマとプラグインで構築されています。ご購入や詳細情報は下記のリンクもご参考ください。

PAGE TOP