【CSSカスタマイズ】段落ブロック内の文字の装飾「マーカーのベタ塗り」と「部分的に文字の大きさの制御」をやってみた!


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この記事は「Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2020」の 12月12日の記事になります。
ブロック(段落ブロック、蛍光マーカー機能)とcssだけを使用して、プチカスタマイズをしたい方に向けて書いています。

こんにちは、スタッフの久納です。
前回の「Lightning Proでよく聞かれるカスタマイズ「スマホ時、ヘッダーロゴの右側に電話アイコンをつけたい」をコピペでやってみた!」に引き続き、皆さんがコピペで実装できるカスタマイズをやっていきたいと思います。

オンライン勉強会で要望があった機能

11月に開催されたVWSオンライン勉強会「超初心者向けWordPressハンズオン」で、参加されたユーザー様から以下のご要望がありました。

  • マーカーのベタ塗りがしたい
  • 段落ブロック内で部分的に文字の大きさを制御したい

文字の装飾機能はブログをよく書く人は欲しい機能ですよね!
いずれはVektor製のブロックでの実装も検討中ですが、まだリリースするまでには時間が必要です。
今すぐ実装したいという方に向けて、cssのカスタマイズのみで実践していきたいと思います。

マーカーのベタ塗り

方法01:「イタリック」を利用してベタ塗り

段落タグにクラス名を付けて「イタリック」アイコンを利用してベタ塗りをする方法を解説します。

この方法は、段落ブロックにクラス名を付与して、イタリック機能をベタ塗りで利用することになります。
従来のイタリック機能を使用する予定がある方、または段落ブロック内で様々な背景色を利用したい方、またはCSSのコピペのみで実装したい方は、下の「VK Blocksの蛍光マーカー機能を利用してベタ塗り」をご参考ください。

ベタ塗りのcssを追加

まずは以下のCSSをカスタマイズの追加CSS、もしくは子テーマのstyle.cssなどに追加してください。

※追加の場所が分からない場合は、WordPress超初心者でもできる! 簡単なデザイン(CSS)カスタマイズ方法徹底解説 の「カスタマイズのCSSはどこに書くべきか?」の個所をご覧ください。

/*	「イタリック」を利用してベタ塗り
/*-------------------------------------------*/
/* イタリックの設定をリセット */
em{
    font-style: normal !important;
    font-family: inherit;
    font-weight: normal;
}

/* 段落ごとのemタグへの背景色指定 */
/* シアンブルーグレー */
.bgcolor_cyan-bluish-grey em{
	background-color:#abb8c3;
}

/* 白 */
.bgcolor_white em{
	background-color:#ffffff;
}

/* ピンク */
.bgcolor_pale-pink em{
	background-color:#f78da7;
}

/* レッド */
.bgcolor_vivid-red em{
	background-color:#cf2e2e;
}

/* オレンジ */
.bgcolor_vivid-orange em{
	background-color:#ff6900;
}

/* 琥珀 */
.bgcolor_vivid-amber em{
	background-color:#fcb900;
}

/* イエロー */
.bgcolor_yellow em{
	background-color:#fffd6b;
}

/* ライトグリーンシアン */
.bgcolor_light-green-cyan em{
	background-color:#7bdcb5;
}

/* 鮮やかなグリーンシアン */
.bgcolor_vivid-green-cyan em{
	background-color:#00d084;
}

/* 淡いシアンブルー */
.bgcolor_pale-cyan-blue em{
	background-color:#8ed1fc;
}

/* 鮮やかなシアンブルー */
.bgcolor_vivid-cyan-blue em{
	background-color:#0693e3;
}

/* 鮮やかなパープル */
.bgcolor_vivid-purple em{
	background-color:#9b51e0;
}
STEP
1

ベタ塗りにしたい文字にイタリックを適応する

図のようにベタ塗りにしたい文字を選択して、イタリックを適応します。

STEP
2

「高度な設定」欄の「追加 CSS クラス」に今回準備したクラス名を追加する

段落ブロックの「高度な設定」の「追加 CSS クラス」に今回準備したクラス名 bgcolor_○○○ の部分を追加します。

「高度な設定」の「追加 CSS クラス」とは

「高度な設定」の「追加 CSS クラス」は、ブロックタグにクラス名を指定することができる機能です。

今回は12種類の背景色を追加しました。以下を参考に、bgcolor_○○○ の部分をコピーして「追加 CSS クラス」に貼り付けてください。

シアンブルーグレーのカラー
bgcolor_cyan-bluish-grey

ホワイトのカラー
bgcolor_white

ピンクのカラー
bgcolor_pale-pink

レッドのカラー
bgcolor_vivid-red

オレンジのカラー
bgcolor_vivid-orange

琥珀のカラー
bgcolor_vivid-amber

イエローのカラー
bgcolor_yellow

ライトグリーンシアンのカラー
bgcolor_light-green-cyan

鮮やかなグリーンシアンのカラー
bgcolor_vivid-green-cyan

淡いシアンブルーのカラー
bgcolor_pale-cyan-blue

鮮やかなシアンブルーのカラー
bgcolor_vivid-cyan-blue

鮮やかなパープルのカラー
bgcolor_vivid-purple

STEP
3

イタリックを適応した部分に、指定した背景色のベタ塗りが適応される

以下の結果の通り、イタリックを適応した部分に、指定した背景色のベタ塗が適応されます。

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします。

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします

段落タグにクラス名を付けてイタリックでベタ塗りをします

STEP
4

濃いベタ塗り色を変更したい場合

上記の色は蛍光マーカー機能の色をそのまま入れましたが、色によってはちょっと濃いですよね。
色を変更したい場合は追加したcssの #〇〇〇〇〇〇 の部分を変更してください。
WEB色見本

方法02:VK Blocksの蛍光マーカー機能を利用してベタ塗り

VK Blocksの蛍光マーカー機能を利用してベタ塗りをする方法を解説します。

この方法は、VK Blocksの蛍光マーカー機能をベタ塗りで利用することになりますので、従来の蛍光マーカー機能を使用する予定がある方は、上の「「イタリック」を利用してベタ塗り」をご参考ください。

蛍光マーカー機能を利用してベタ塗りするcssを追加

まずは以下のCSSをカスタマイズの追加CSS、もしくは子テーマのstyle.cssなどに追加してください。

/*	蛍光マーカー機能を利用してベタ塗り
/*-------------------------------------------*/
/* シアンブルーグレー */
.vk_highlighter[data-color="#abb8c3"] {
   background: #abb8c3 !important;
}

/* 白 */
.vk_highlighter[data-color="#ffffff"] {
   background:#ffffff !important;
}

/* ピンク */
.vk_highlighter[data-color="#f78da7"] {
   background:#ffffff !important;
}

/* レッド */
.vk_highlighter[data-color="#cf2e2e"] {
   background:#cf2e2e !important;
}

/* オレンジ */
.vk_highlighter[data-color="#ff6900"] {
   background:#ff6900 !important;
}

/* 琥珀 */
.vk_highlighter[data-color="#fcb900"] {
   background:#fcb900 !important;
}

/* イエロー */
.vk_highlighter[data-color="#fffd6b"] {
   background:#fffd6b !important;
}

/* ライトグリーンシアン */
.vk_highlighter[data-color="#7bdcb5"] {
   background:#7bdcb5 !important;
}

/* 鮮やかなグリーンシアン */
.vk_highlighter[data-color="#00d084"] {
   background:#00d084 !important;
}

/* 淡いシアンブルー */
.vk_highlighter[data-color="#8ed1fc"] {
   background:#8ed1fc !important;
}

/* 鮮やかなシアンブルー */
.vk_highlighter[data-color="#0693e3"] {
   background:#0693e3 !important;
}

/* 鮮やかなパープル */
.vk_highlighter[data-color="#9b51e0"] {
   background:#9b51e0 !important;
}
STEP
1

蛍光マーカーを利用するとベタ塗りのマーカー表示になる

あとは従来通り、蛍光マーカーを利用するとベタ塗りのマーカー表示になります。

蛍光マーカー機能を利用してベタ塗りをします。段落ごとではないので、同じ段落ブロック内の好きな場所にシアングレーホワイトピンクレッドオレンジ琥珀ライトグリーンシアン鮮やかなグリーンシアン淡いシアンブルー鮮やかなシアンブルー鮮やかなパープルを入れることができます。

STEP
2

濃いベタ塗り色を変更したい場合

上記の色は蛍光マーカー機能の色をそのまま入れましたが、色によってはちょっと濃いですよね。
色を変更したい場合は追加したcssの #〇〇〇〇〇〇 の部分を変更してください。
WEB色見本

段落ブロック内で部分的に文字の大きさを制御

段落ブロックでは、フォントサイズを変更することができますが、段落全体に反映されます。
つまり部分的に文字を大きくすることはできません(2020年12月現在)

段落ブロック全体の文字を大きくしてみる

試しに、段落ブロック全体のブロックの文字サイズを大きくしてみます。

この段落では、上記の画像のようにフォントサイズを中にしました。この段落だけ文字が大きくなりましたね。

ブログを書いていると「部分的に文字の大きさを変えたいのになぁ」と思うことがあります。
ここからは段落ブロックとcssとイタリックを使用して、部分的に文字の大きさを制御する方法を解説いたします。

文字の大きさを制御するcssを追加

まずは以下のCSSをカスタマイズの追加CSS、もしくは子テーマのstyle.cssなどに追加してください。

※追加の場所が分からない場合は、WordPress超初心者でもできる! 簡単なデザイン(CSS)カスタマイズ方法徹底解説 の「カスタマイズのCSSはどこに書くべきか?」の個所をご覧ください。

/*	部分的に文字の大きさを制御
/*-------------------------------------------*/
/* イタリックの設定をリセット */
em{
    font-style: normal !important;
    font-family: inherit;
    font-weight: normal;
}

.add-font-size-large em{
    font-size: 1.5em;
}

.add-font-size-medium em{
    font-size: 1.25em;
}

.add-font-size-small em{
    font-size: .8125em;
}

STEP
1

大きさを制御したい文字にイタリックを適応する

図のように大きさを制御したい文字にイタリックを適応します。

STEP
2

「高度な設定」欄の「追加 CSS クラス」に今回準備したクラス名を追加する

段落ブロックの「高度な設定」の「追加 CSS クラス」に今回準備したクラス名 add-font-size-○○○ の部分を追加します。

「高度な設定」の「追加 CSS クラス」とは

「高度な設定」の「追加 CSS クラス」は、ブロックタグにクラス名を指定することができる機能です。

今回は3パターンの文字の大きさを追加しました。以下の add-font-size-○○○ の部分をコピーして「追加 CSS クラス」に貼り付けてください。

文字大

add-font-size-large

文字中

add-font-size-medium

文字小

add-font-size-small

STEP
3

イタリックを適応した部分に、文字の大きさが適応される

以下の結果の通り、イタリックを適応した部分に、指定した文字の大きさが適応されます。

段落ブロック内で部分的に文字の大きさを制御します

段落ブロック内で部分的に文字の大きさを制御します

段落ブロック内で部分的に文字の大きさを制御します

STEP
4

さいごに

段落タグとcssとイタリックを利用して文字の装飾ができますので、ぜひチャレンジしてみてください!

明日は弊社シャチョーの石川さんが「投稿タイプアーカイブページで記事一覧の上部にウィジェットエリアを追加する方法(他開発者のテーマでも概ねOK)」を書いてくれるそうです!おたのしみにー!(∩´∀`)∩

この記事を書いた人

久納 美幸
デザインやCSSコーディング、フォーラム対応を担当しています。フォーラムでは「うなこ」という名前で投稿しています。

WordFes Nagoya(2013-2017)では、名古屋版わぷーを制作しました。
フルサイト編集に対応したブロックテーマ X-T9

フルサイト編集対応ブロックテーマ

WordPress テーマ X-T9 は、WordPress 5.9 から実装されたフルサイト編集機能に対応した「ブロックテーマ」と呼ばれる新しい形式のテーマです。
ヘッダーやフッターなど、今までのテーマではカスタマイズが難しかったエリアもノーコードで簡単・柔軟にカスタマイズする事ができます。

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