【創立一周年コラム】第2回 独立への経緯 -転職2-

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前回はこちら →【創立一周年コラム】第1回 独立への経緯 -転職-

アルバイトでWeb業界へ -大手ポータルサイト運営-

工場の会社を辞めてからは映像制作とウェブ関連の仕事を探したんですけど、制作業務をメインでしている会社の求人は大体1~2件程度しかない状態でした。

そんな状態で未経験者が応募しても採用されるはずもなく不採用の日々。

面接に向けての作品を作りながら無職の日々が半年になる頃、専門学校の求人掲示板によさそうな会社からアルバイトの募集が来てました。

さすがに未経験で正社員は無理だと身の程をわきまえてアルバイトに応募しました。

これでめでたくウェブ業界に潜り込む事に成功しました。
アルバイトでも「実務経験」があるのと無いのとでは全然違いますからよかったと思います。

これが丁度27歳の誕生日前後の頃でした。

工場からオフィスへ

“郊外の工場勤務”から“名駅のオフィス勤務”という職場環境の変化だったので・・・

「これがテレビドラマとかでよく見る“オフィス”ってやつか、すげー!」とか、

「か、会議だ!なんか広告代理店っぽい!すげー!」

とか思ってました・・・(笑)

改めて振り返ると確かに仕事の環境が完全に変わったのはこの時だけですからね。

業務としてのウェブ制作

それはさておき、そこは超大手自動車メーカー様が運営するポータルサイトの業務にも携わっていた会社だったので、そんな会社が最初ですごく良かったと思います。

超有名企業様の運営するサイトだけあって、1文字間違えてアップしただけで上司が呼び出されて報告書・再発防止書。

各ブラウザで同じ表示になるようにとか、ページのデータが小さくなるようなhtmlコーディング、データバックアップのやり方や、公開までの厳しいチェックなど、『業務としてのウェブ制作』というのはどういうものかを的確に学ぶ事が出来ました。

むしろ、小規模のサイトではコストの関係上そこまで厳しいチェックは出来ないので、ここにいた頃が一番厳しかった気がします。

最初に自分の制作物が仕事として世に出たのは「母の日」キャンペーンの小さいバナーでした(笑)。小さいながらもサイトに表示される自分作のバナーが貼ってあるのは嬉しかったですねぇ。

今となっては遠い思い出・・・。

おそらくある程度守秘義務もあると思うので仕事内容について詳しい事は書けませんが、アルバイトにしては結構重要な製品のFlashの制作にも関わらせてもらいました。

その反面、バイトの分際で徹夜仕事があったりして「制作業界恐ろしい・・・orz」と心が折れそうになりながらも、夜な夜な「おしん」のビデオを見ては、

「昔の山形の小作人の苦労はこんなもんじゃなかった!」

と自分に言い聞かせて生きていました。

そんな生活が約半年になろうかという頃、その会社にいた人が別の制作会社を紹介してくれて、めでたく正社員になる事が出来ました。

Web業界2社目 -大手企業のウェブ制作・運営-

こちらは総勢5名程度の小さい会社ではあったのですが、社長の人脈により、普段TVでCM流してるような大手上場企業のサイトの仕事に関わらせていただけました。

一人で打ち合わせに行く事もあったので、

「スーツ着て地下鉄乗って打ち合わせに行くとかめっちゃサラリーマンっぽい!すげー!」

なんて事も思ったりしてました・・・。

まぁそれはどうでもよくて、この会社は小さかったので、打ち合わせ、見積もりや請求書の作成・発送、企画書の制作などもやらないといけなかったのですが、これはいい経験でした。

また、経営について初歩的な事(人を雇うと様々な経費がかかるので、社員は給料分の売り上げだけでは全く足りないとか、損益分岐点というのがあってとか、法人税がどうのこうのとか)を学べたのも大きかったのではないかと思います。

そんな会社でしたが・・・社長とディレクターと外部コンサルタントが三つ巴のバトルになって、結局社長が最終的に「面倒だから会社やーめた」という展開に・・・。

ああ・・・そうですか・・・。

「経営者」というものに対しての不満

この会社の末期の頃、外部コンサルが

「こうこうこうして、こういう戦略で行けば俺達天下取れるぜ!」

みたいな事を言って、確かにやりかたによっては出来ない事もないんじゃないかなとか思って、やる気になってたんですよね。

当時そのコンサルは営業担当者に、
「誰が行っても取ってこれる営業ツールを持たせるから安心して!」とか言ってました。

ところが売るものも資料も出来ないうちから飛び込み営業させてわずか2週間。

「営業が成果出せてないけどどういう事?」

とか言って彼は解雇に。

なんだそれは・・・。

全然スジが通ってないじゃないか。

「戦車用意するから大阪城攻撃してきて。」

って言ってたのが、竹やり一本渡して

「城を落として来い」

って言うようなもので、それでも足軽の彼は殿の為にと地下道掘るような努力してたのに、たった2週間で

「大阪城陥とせなかったね。じゃあ君切腹」

とか・・・。頭おかしいんじゃないか?

文句言ったけど無駄でした。
もともと人員削減を前提としてたんでしょうね。

その後、先述の通り社長が「やめる」って言って、残念ながらこの会社を離れる事になりました。

在籍期間は丁度2年間でした。

この記事を書いた人

石川栄和代表取締役
名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本(共著)
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド(共著)
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
WordCamp Tokoy 2023 セッションスピーカー
WordCamp Asia 2023 セッションスピーカー(LT)
WordCamp Niigata 2019 セッションスピーカー
WordCamp Haneda 2019 セッションスピーカー
WordCamp Osaka 2018 セッションスピーカー
WordCamp Kyoto 2017 セッションスピーカー
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