この記事は「Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2020」の12月25日の記事になります。

昨日の田中さんの「クリスマス EVE に Lightning で EC を。」からバトンを引き継いで最終日の記事となります。

祝!アドベントカレンダー完走!

毎年アドベントカレンダーをスタートしつつも記事を書く時間を確保するのが難しく、歯抜けの激しいカレンダーになったり途中で力尽きるのが恒例だったのですが、今年はまさかの完走を達成する事ができました。

しかも各記事内容が濃くてすばらしい。

僕も今回はボリュームの多い記事を書きましたが、総じてみなさん濃くて、ベクトル製テーマ利用の方に非常に有意義な記事がお世辞抜きに目白押しだったと思いますので、是非ご一読ください。

完走できた背景には「スタッフ記事の増加」「ユーザー記事の増加」の2つがあるわけですが、順番に振り返ってみたいと思います。

ベクトル内部の振り返り

内容の濃い19日分のブログを公開できる組織になった

カレンダーを振り返ってまず、25日中でベクトルスタッフの記事が19日(各記事執筆時)!

この数字を持ってして

「なんだ、中の人間の記事が大半じゃないか。」

と思う方がいるかもしれない。

いや、ちょっとまって欲しい。中の人間で19記事出すのってそれはそれで大変です。しかも今回は日付を埋めるために手抜きな記事はなく1記事のボリュームがとにかく多い。

通常の作業も進めながらこれだけ内容の濃い記事を公開出来たのは純粋に内部組織力が上がった事の証明です。

組織力があがる=より安定した機能改善・顧客サポートが可能になったという事で、ユーザーのみなさんにとっても大きなメリットだと思います。

その原動力の一角を担った @mimi さん。mimiさんがベクトルチームに加入してチーム感がすごくアップしました

みんなブログ書きましょう!という雰囲気を作ってくれて、本人もものすごく熱量のある記事を書いてくれたし、オンライン勉強会でも積極的に参加して盛り上げてくれて本当に心強い!

mimiさん加入のきっかけは、コロナのせいで幻と消えた WordCamp Asia 2020 の際にオファーしたのですがそのあたりは以下の記事に少しだけでてきます。

ちあきさんの記事にはもう少し詳しく出てきます。

もともとチームに直接joinして貰うのは畏れ多かったので実は最初は

Vektor,Inc. feat. mimi でテーマを作りませんか?」

という事でスタートしたのですが、なんだかんだで結局チームメンバーに加わっていただけたのは僕にとって2020年最大のファインプレーだったと確信しています。そしてmimiさんの加入が実現したのもCOVIT-19の影響だったりするので、人の縁とは本当にどう転ぶかわかりませんね。

WordCamp Asia 2020 会場 バンコク ICONSIAM 内のエスカレーター

もちろんみんなありがとう!

そして、もちろんmimiさんだけでなく

  • ベクトル勤続8年以上でいつも周りに気を配ってフォーラムも率先して対応してくつつベクトル新ロゴを生み出したデザイナーの久納さん
  • 技術力もさる事ながら極めて高いコミュ力でブロック開発を統括してくれて大車輪の活躍をする大橋さん
  • 今まで追いつかなかった公式サイト更新や手間な業務をこなしてバックアップしてくれている佐々木さん
  • 今年加入して開発・フォーラムともに僕の負担を減らしてくれているRICKさん

みんなの協力が今年のアドベントカレンダーにも反映されていたなと思います。ありがとうございます!

ちなみに、新しいメンバーも増えました!
とは言えウチも儲かってはいないので残念ながらフルタイムではないのですが、また改めて…。

コミュニティーとして機能しはじめた

そして、今回ブログを書いてくださったユーザーのみなさんはじめ、フォーラムやslackで発言してくれるユーザーが増えてきて、コミュニティーとして機能しはじめた事をとてもうれしく思っています。とは言え、まだまだユーザー同士が円滑かつ参加者同士にメリットのある交流ができるようにはなっていないので、2021年はそういった面も盛り上がるようにしていきたいと思います。

フォーラムの難しさ

ユーザー数の増加と共にフォーラムの質問件数も多くなっており、それに対するサポート工数も増大しています。

で、先日ちょっとユーザーの方からも問題提起がありましたので、今一度ユーザーのみなさんにはご留意いただきたい点を共有いたします。

あくまで、この問題がユーザー側からでるようになったという点がコミュニティーとしての大きな進歩だと思っています。

フォーラム利用で留意いただきたい点

管理画面でできる事以外は公式のサポート対象外

Lightning Pro などの価格はあくまでテーマに実装する機能やその使い方のサポートまでの範囲で、PHPやCSSを直接書く必要のあるカスタマイズは際限がないので公式なサポート範囲外です

フォーラムで質問する事自体は自由

コードの記述が必要なカスタマイズは、公式なサポート対象外ですが、ユーザー同士で助け合って解決できる場になればいいなと思っていますので、質問を投稿する事自体はかまいません。そして、回答できる方は回答してあげて欲しいです。

受託制作なのにいきなり答えだけ貰おうとするのは…

たまに「○○をカスタマイズしたいので貼り付けるCSSを教えてください」という質問をされる方がいます。

はじめての方や、運営方針周知が不行き届きなのは弊社の至らぬ所ではありますが、受託制作なのに再三答えだけ求めるのはご遠慮いただきたいです。

まして、お金を貰って制作を請け負っていながら簡単なCSSカスタマイズも出来ないというのはプロとしての自覚が足りないと思います。

もちろんはじめはみんな出来ないのは当然です。初歩の初歩は下記に記載しましたので、まずは自分で挑戦してみてください。

もちろん上記に書いてある事はほんの一部です。簡単なカスタマイズでも最初はうまくいかないのは当たり前です。

自分で試して上手く行かなかったら「どこをどうしたいのか?だからどんなコードを書いたのか」を貼っていただけたら、サポートする方も気持ちよく解決に協力できますが、お金を貰ってる案件の制作なのに自分で何も試さないで答えだけ求める書き込みをされると、せっかく答えようとしてくれてるユーザーも「そっちがお金貰ってる仕事をなんで無料で答えてるんだろ…」と白けてコミュニティーが育ちません。

スタッフがフォーラム回答する事がユーザーメリットになるとは限らない

弊社テーマを使っているサイトには極力希望の状態を実現して欲しいと思い、可能な限りCSSカスタマイズにも回答していましたが、やはり弊社スタッフがCSSカスタマイズなどをサポートしている時間は新規開発や品質向上がその分遅れるという問題があります。

なので、良かれと思って一人の人をサポートしてると、新しい機能追加や品質向上を待っている何千何万というサイトにとってデメリットになってしまいます。

仕様上熟知していないとカスタマイズが難しいようなものは弊社スタッフから回答した方が良いと思いますが、フォーラムで参加者でも製作者なら答えられるものは回答いただく事によって、結果ベクトル製品の開発速度が上がって、機能追加・品質向上という恩恵が回答者にも戻ってきます。

ユーザーのみなさんに「フォーラム回答協力した方が自分にメリットがある」と思っていただけるように開発速度を上げたり、ユーザーの意見をもっと取り入れられるように善処していきたいと思います。

一緒に良いプロダクトとコミュニティを育てていけると幸いです。

不具合の疑いや使い方などは遠慮なくどんどんして欲しい

ここまで書いてしまうとフォーラムで質問するハードルがすごく高く感じてしまったかもしれませんが、お願いしたいのは「ノーアクションでいきなり質問を投稿するのではなく、まずは自分で検索してみる」という事で、調べたり試してわからなかったり、不具合の疑いのあるものは遠慮なく投稿ください!

SUZURIでグッズが買えるように!

はい、そして今回アドベントカレンダーを書いてくれた方の参加賞として、ベクトルグッズを作りました!

今月のオンライン勉強会のクイズ大会の景品であたった方もいらっしゃいますが、ご希望賞品のURLをslackや僕のtwitterFacebookなどでご連絡ください。

また、いないとは思いますが普通に買う事も可能です。ただ、買ってもベクトルにはビタ一文入ってこない価格設定となっております…。

プロダクト振り返り

Lightning Pro

今年は…

  • レイアウト制御機能
  • ヘッダー透過機能
  • 投稿リストレイアウトの強化
  • モバイル固定ナビにウィジェットエリア追加
  • キャンペーンテキスト機能追加
  • ページヘッダーの背景上に色を被せるなど機能強化
  • ページヘッダー&パンくず非表示制御機能強化
  • 高速化処理

をはじめ、書くのがめんどくさいので途中でやめるくらい沢山の機能強化を行いました。実際もっといろいろ追加してます。
以前であれば一つの機能で3〜5千円のプラグインにしていたような内容なので、これが年間サブスクリプションわずか6500円とか安すぎでしょと思ってます。

VK Blocks Pro

言わずもがな、Lightning Pro より機能強化が激しすぎて1年分の追加内容なんて書けないので省略します。それも含めての現行の価格設定は破格すぎますね、ちょっと…。

逆にちょっと値上げした方が、その費用でまた開発力強化できるので、ちょっと以上のメリットを返せて結果得にユーザーの得になるのではないかと思ったりする今日この頃…。

課題の品質向上も間もなく

ただ、ブロックの開発はなかなか難しい面もあり、バージョンアップしたらリカバリーが必要になったなどのご迷惑をおかけする事もありました。現在、WordPress5.6の新しいシステムへの全面書き換えと合わせて品質担保する自動テストの実装を進めています。

こちらが完了するとブロックの破損が劇的に減らせて、またこの作業のために止まっていた新規機能・ブロック実装が再開しますので、もうしばらくお待ちください。

Katawara

今年は新しいテーマ Katawara をリリース出来た事は一つの成果だったと思います。

ただ、僕の脳内では他にもう1〜2個は出したいと思っていたので、なかなか難しいですね…。

VK Filter Search 絞り込み検索プラグイン

簡単に絞り込み検索のブロックが設置できる無料プラグイン「VK Filter Search」をリリースしました。これは今年はじめは想定していなかったプロダクトなので良かったと思います。このサイトの製品更新情報でも使っています。とても便利なので是非。

まえチケ

コロナで休業しなくちゃいけない店舗や施設などに役立てば…と思いましたが…

  • 作り出し&リリースが遅かった
  • セットアップ用データを用意したとは言え、素人の人が運用までもっていくのはハードルが高い

という事で、機能としてはよく考えて作った良いプラグインなのですが、いかんせん需要面で微妙なプロダクトとなってしまいました。

これも2020年の計画外のプロジェクトだったのですが…何事も経験ですな…。

その他 ExUnit なども地味にかなりの機能追加・改善したりしたので、総じて2020年の開発ペースは悪くなかったと思います。

2021年にむけて

春先までの実装予定

第3世代 Lightning

Lightning は基本設計がだいぶ古くなっており、初期のBootstrap3版、2019年秋リリースのBootstrap4対応版であるバージョン2系(無料版は7系)、それ以降も継ぎ足して改修してきたので、互換性維持のコードも膨大で中身がわかりにくくなってしまっています。

この状態を一度きれいにするべくほぼ作り直しの第3世代のLightningを作っています。当初の設計思想である、軽量 / シンプル / 柔軟 を目指した再構築なので、特に制作案件がやりやすくなるのではないかと思います。

1末にはβ版で提供開始したいと思っています。

ブロックパターン強化

現在のようなコンテンツデータではなく、いろんな用途のページのサンプルがサクサク反映できるブロックパターンを構築しています。1月にテストでインポート形式のデータを、2月にプラグイン版で常にバージョンアップできるような形式でのリリースを予定しています。

各種ブロック強化

12月〜1月は構造変更・テストコード対応などをブロックチーム総出であたって新規実装は完全に停止していましたが、2月からはまたより使いやすいブロックライブラリになるように機能改善していきますのでお楽しみに。

VK Filter Search Pro

絞り込み検索プラグイン VK Filter Search は無料版でも十分使い勝手の良いプラグインだと自負していますが、上位機能版を2月頃販売開始予定です。

その他ブロックの再構築などで止まってしまっているプロジェクトもあったりするので早く再開したいなと思います。お楽しみに。

コミュニティ&初心者向けドキュメント強化

コミュニティーはオンライン勉強会をはじめ、もっとユーザーのみなさんとの距離をつめたコミュニケーションをとって、意見交換しつつ、実績紹介サイトも踏まえて、ユーザーの中でお仕事に繋がるような流れも作っていきたいなとも思っています。

ありがとうございました

総じて2020年を振り返って、僕個人としてはやり残した事は多々あれど、チームベクトルとユーザーコミュニティとしては実のある1年だったと感じています。

また、ベクトル創立10年を無事経過したという事で、それを機に長らく資本金50万円というあやしい会社でしたが300万円という普通の弱小企業にステップアップできました。皆様のご支援のおかげです。ありがとうございます。

もうすぐ2021年、

もっといいものを提供して、もっと喜んで貰えて、もっとステキな出会もあったりすると更にいいなと思います。

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この記事を書いた人

石川栄和代表取締役
名古屋のウェブ制作会社数社に10年程度務めた後、株式会社ベクトル設立。
企画・運営・コンサルティング〜WordPressを中心としたシステム開発まで幅広く携わる。
[ 著書 ]
・いちばんやさしいWordPressの教本(共著)
・現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド(共著)
[ 最近のWordPressコミュニティでの活動 ]
2019 WordCampNiigata セッションスピーカー
2019 WordCampHaneda セッションスピーカー
2018 WordCampOsaka セッションスピーカー
2017 WordCampKyoto セッションスピーカー

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